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人事評価制度、人事コンサルタント

失敗しない人事評価制度は、目的を明確にする!

人事評価制度を取り入れたいけれど、どうすればよいかわからない。
組織の成長や拡大、また働き方改革や雇用制度の改正により
人事評価制度の導入を検討されている方も多いのではないでしょうか?

失敗しない人事評価制度を取り入れるために
大事な目的と効果について整理してみました。

 

 

失敗しない人事評価制度の目的は?

 

人事評価制度は、社員の能力や組織の貢献度
そして業務の遂行具合について評価を行い
その結果を社員の処遇に反映させる制度です。

 

そのため評価基準や評価の仕方も組織によって違い
人事評価シートも同様に組織によって様々です。

人事評価制度については、こちらから
https://hito-coto.com/2019/09/21/

 

組織の成長や拡大や
無期雇用転換といった雇用制度等の改正により
人事評価制度の必要性を感じている方も
多いのではないでしょうか?

とはいえ、人を評価する・評価されることに
慣れていない文化の中で

仮に形式的な人事評価と導入した場合
評価のズレが組織への不満や不信感を抱かせ
離職や転職を促すことにつながる場合も少なくありません。

 

効果的に人事評価制度が運用されるためにも
人事評価の目的を明確にし
その達成・実現に重視すべきことで
評価基準と評価項目を設定されることを
オススメいたします。

 

人事評価制度の目的は?

 

人事評価制度を導入する目的として
以下の3つがあります。

目的を明確にすることで
人事評価制度が効果的に運用され
組織の成長を後押しします。

目的の違いによる効果を整理してみました。

 

1.処遇を決める!

給与や賞与をどう分配するかを決めるための評価です。
給与規定とも連動しますが
どう頑張れば処遇が良くなるのかが明確だと
外発的な動機づけにもつながります。

逆に基準があいまいだと
社員の不満や離職の原因にもなります。

 

2.人財を育成する!

人財の育成が組織の成長へと連動させるための評価です。
組織の求める役割や業務において
どんな能力や技術が必要かを明確にすることで
内発的な動機づけを促します。

人財を育成する姿勢は社員の満足感を高めるため
離職予防や生産性の向上につながります。

 

3.組織文化を創る!

社員が組織の価値観や行動規範に合致させるための評価です。
成長し選ばれ続ける組織であるためには
「バリュー」や「クレド」といった
組織独自の価値観や行動規範が明確に示されています。

組織文化は、外部へのアピールでありブランディングです。
採用難、人手不足の現状においても
組織文化にマッチしたより良い人財確保につながります。

 

失敗しない人事評価制度を創るために

 

以上、いかがだったでしょうか?

 

評価する側もされる側も
その人事評価制度の目的がどうあるかで
導入自体が、評価・被評価者の関係性を損ねたり
組織への不信感や不満を募らせるものです。

 

目的に沿った評価基準と評価項目を設定し
その上で、評価実施後のフィードバックを
適切に行うことが重要です。

 

評価実施後のフィードバックについては
次回お伝えいたします。

 

ひとことコンサルティングでは
組織の価値観や行動規範にそった
組織文化につながる人事評価制度づくりを
サポートいたします。

お問い合わせは、こちらから

https://hito-coto.com/contact/